『Phantastopia』第4号
2025.03.24発行
ISSN : 2436-6692
[a]gain(st) [a]pathy[a]lisa (Alica Müller / 加藤理沙)の[a]gainに寄せて
2024年9月23日18時、ギーセン大学応用演劇学科からの留学生アリサ・ミュラーとタッグを組み、三鷹にある雑居ビル5階のスペースSCOOLにて[a]gainを上演した。ここに記すことはあくまでもわたしの視点にすぎないが、 […]
「イマーシブ・メディアの現在 vol.1 白昼落下 Sleepwalk/Downfall」の実践事例から──(美術史)研究者とアーティストが協働できるフォーマットを目指して
2024年2月7日(金)、10日(月)、12日(水)、13日(木)の4日間、東京大学本郷キャンパス情報学環オープンスタジオ中山未来ファクトリーで、「没入」をテーマにした展示「イマーシブ・メディアの現在 vol.1———白昼落下 Sleepwalk/Downfall」が開催された。
東京大学表象文化論コース博士課程の原田遠、東京藝術大学先端技術表現科博士課程の荒川弘憲、修士課程の山下紗弥が集まり、展示を行った。美術史を専攻する原田は、戦後アメリカ美術に関する自身のリサーチを「没入」というテーマと関連づけ、パネル形式で説明を行った。一方、アーティストである荒川と山下は、それぞれ制作した作品を展示する形で参加した。さらに、3人だけでなく、研究者やアーティスト、キュレーターをゲストに招いたトークイベントも連日開催され、計7回にわたる活発な議論が繰り広げられた。最終回に行われた松井裕美氏(東京大学大学院・総合文化研究科・比較文学・比較文化コース・准教授)を招待した回についてはトーク内容を抜粋して掲載する。
このたび『Phantastopia(パンタストピア)』第4号を公開する運びとなりました。『Phantastopia』は、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コースに所属する修士課程・博士課程の大学院生が主体となって運営するWebジャーナルです。2021年度に創刊された本ジャーナルも、気づけば4号を迎え、いわゆる三号雑誌になることなく存続できたことは、誠に喜ばしい限りです。
安倍拓真、鈴木紗和、陰山涼、趙婭冰、浜渦理起
桑田光平