私たち、授業料値上げに関する表象文化論コース所属学生投票実行委員会は、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コースに所属する院生有志が、授業料値上げに関する学生投票を行うことを目的に立ち上げた組織です。この度は、同コース所属院生によるジャーナルである『Phantastopia』のウェブサイトをお借りして、学生投票の経緯と内容、開票結果を報告いたします。
2024年5月15日に東京大学の授業料値上げの検討が報じられて以降、授業料値上げおよびその決定プロセスに対し、東京大学の学生、教職員による反対運動が各所で行われています。6月10日には、前期課程生(学部1、2年生)が所属する教養学部学生自治会の最高意思決定機関である自治委員会が「授業料値上げに関する駒場決議」を採択、同自治会を中心に駒場キャンパス全体を対象とする「授業値上げ問題駒場プロジェクト」が立ち上がりました。
このような状況を鑑みて、表象文化論コースでも、院生有志が学生投票実行委員会を立ち上げ、投票を実施しました。詳細は以下の通りです。
決議文:
※「授業料値上げに関する駒場決議」を踏襲したものです。
1. 今回の授業料値上げ検討の取止めを求める。
2. 学生に大きく関わる決定に携わることは学生の権利であることを確認する。
3.「総長対話」を総長と学生とが対等に交渉できる場とするよう求める。
4. 学生側との継続的な交渉に応じるよう総長に求める。
投票期間:6月13日(木)18:00〜 18日(火)23:59
対象(有権者):表象文化論コース所属院生、研究生、聴講生
投票方法:オンライン(Googleフォーム、匿名)
開票結果:
有権者数:102名
投票数:72
賛成:72
反対:0
本投票は、有権者102名のうち過半数72名の投票によって成立しました。さらに、賛成票が投票数の過半数であったため、可決しました。
授業料値上げに関する表象文化論コース所属学生投票実行委員会