東京大学大学院表象文化論コースWebジャーナル
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「研究のトポス」とは

ここは表象文化論研究室に所属する学生が、自らの研究生活についてエッセイ形式で連載していくコーナーです。研究はまずもって議論の場を拓くことから始まります。学問の世界とは、各々の研究者によって開拓された「場」が共振し、重なり、反発し合うことで形成されていくものだと言えるのではないでしょうか。しかしながら、こうした「場」には物質的な基盤が必要不可欠であり、さらにそれらを上手く扱うには一定の技法が要求されます。そして、そうした基盤や技法は果実としての論文や著書においてよりも、果実を生み出す研究者たちの生=生活においてこそ見いだされるものでしょう。ここでは、研究生活を営む学生たちの「もののやりかた」そして「生の形式」について書いてもらうことによって、研究の場が生み出される現場の様子をお伝えすることを試みます。