『Phantastopia』(パンタストピア)は、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コースの学生紀要です。論文の執筆資格を有するのは、表象文化論コースに所属する修士課程・博士課程の学生です。また、執筆のみならず、論集の運営や編集の活動も学生が主体的に担っています。
表象文化論コースは、芸術学(美術、音楽、映画、舞台芸術)を中心としつつ、思想や文学、漫画、アニメ、ゲームなどのいわゆるサブ・カルチャー、ジェンダー/セクシュアリティ研究など、幅広い領域に時代や地域を問わず学際的にアプローチすることを共通理念として、1989年の発足以来、アクチュアルな関心のもとで人文学の刷新と拡張に貢献すべく努めてきました。その成果の一つが、学生論文集として2003年から2013年にわたって刊行されていた『表象文化論研究』です。『Phantastopia』は、表象文化論コースにおいてこれまで培われてきた学術的な積み上げを継承しつつ、利便性や公共性といったウェブジャーナルならではの強みを活かすことで、従来の冊子媒体に代わる新たなプラットフォームとしての可能性を切り開いていくことを目指します。
誌名の『Phantastopia』は、ギリシャ語で「表象(representation)」に相当する“phantasia / φαντασία”と、「場所」を意味する接尾辞“-topia”をかけ合わせた造語です。表象文化論コースの大学院生が自らの研究を対外的に発信するとともに、多岐におよぶ領域を専門とする多様なメンバーが集い、互いに関心を共有し議論を交わし合う広場のようなウェブサイトとなるよう思いを込めました。
石川愛、梅谷彩香、王宏斌、岡俊一郎、陰山涼、澤田朱里、塩田典子、下山雄大、谷口奈々恵、趙婭冰、浜渦理起、原田遠、龐鴻、山田惇一
朝倉友海、一條麻美子、沖本幸子、ジョン・オデイ、加治屋健司、マチュー・カペル、河合祥一郎、韓燕麗、北田暁大(兼担)、桑田光平、清水晶子、竹峰義和、田中純、中井悠、中島隆博(兼担)、乗松亨平、針貝真理子、星野太、三輪健太朗、森元庸介
小林雅人(BOSCO)